角型鋼管(角パイプ)同士を、ボルト締結式の接合板と接続用角型管を介して、2方向または多方向に着脱可能に連結する構造


技術の概要

  • 対象部材:角型鋼管(角パイプ、本体角型管、取付け角型管)。
  • 接合方法
    1. 本体となる角型管に、接続用角型管を差し込む。
    2. その外側に**接合板(鋼製プレート)**を配置し、各角型管の方向に交差するように取り付ける。
    3. 各角型管の中心を基準に、接合板の孔位置を左右対称に合わせる。
    4. ボルト・ナットで締め付け固定することで、2方向または多方向に連結する。
  • 解体方法:ボルト・ナットを外し、差し込んだ角型管を抜き取るだけで分解可能。

特徴

  • 溶接を用いず、ボルトによる着脱式の接続
  • 2方向または多方向への連結が可能。
  • 組立・解体が容易で、再利用性に優れる。
  • 構造は、角型管、接続用角型管、接合板、ボルト・ナットから成るシンプルな構成。

想定用途

  • 仮設構造物(イベントブース、簡易フレーム、作業架台など)。
  • 組立・分解を繰り返す必要のある構造物。
  • 溶接不可の現場や再利用を重視する鉄骨フレーム構造。